宗澤政宏がお届けする、社会貢献に関する紹介

日本写真映像専門学校を卒業した人々⑰

【要約】

この記事では、宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校の卒業生の活躍をご紹介しています。

 

【はじめに】

宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校は、長年にわたって写真界に数多くの優秀な人材を輩出してきたことで知られています。

今回も、過去の記事に引き続いて、そんな日本写真映像専門学校の卒業生のなかからピックアップして、その方の活躍をご紹介していきます。今回ご紹介するのは、浅田政志さんです。

 

 

【浅田政志さん 鳥取の写真集を手掛ける】

「スタバはないけど、日本一のスナバはある」は、今年5月の出店まで全国で唯一スターバックスがなかったことについての平井伸治鳥取県知事のシャレた切り返しとして有名ですね。

 

そのスナバ=鳥取砂丘がある鳥取市がこのほど、公式フォトガイドブック『すごい!鳥取市 100SUGO!BOOK』を刊行しました。このフォトブックは、一般的な観光ガイドではありません。写真家の浅田政志さんが撮り下ろしたもので、土地の魅力を伝える写真が際立っていて、ちょっとした写真集のようでもあります。

 

本のなかには、ニヤリと笑えてほんわかする写真が満載。港で岩牡蠣をくわえる女子高生が一列に並んで「夏こそ生で食べる岩牡蠣が美味くてすごい!」。うどんのダシに中華麺というソウルフードを食べる男性が「うどんか、ラーメンかはっきりしない優柔不断な麺がすごい!」。海中に落とした差し歯を見つけて喜ぶおばさんのうれしそうなショットには「差し歯を見つけられるほど透明」。日本海に沈む夕日をバックにした鳥取砂丘でのヨガは自然の雄大さを感じさせます。

 

鳥取にはパワースポットもあります。地面をはわないとくぐれないほど低い鳥居のある熊野神社や、神話「因幡の白うさぎ」の舞台で「恋人の聖地」といわれる白兎神社など、どれも個性豊かです。

“山陰”と聞くとどうしても暗いイメージがあるかもしれませんが、写真がカラッと明るく、ユーモアもたっぷり、徹底的に前向きな姿勢で、そんな印象を払拭しています。自然や食、歴史や伝統文化の魅力が素直に伝わり、浅田さんの温かいまなざしも感じられて、説得力抜群です。

浅田さんは撮影のため、2014年春から2015年夏までに3回訪れ、約20日間滞在してシャッターを押したそうです。「納得のいく仕上がり。これだけのボリュームで1200円はお得」と宣伝しています。

 

【ゆるキャラの写真撮影も手掛ける浅田さん】

「そういう生きものが存在しているように撮りたい。写真を見た人に、会いたいと思ってもらえたらうれしいですね」。

 

浅田さんは、人気絶頂のゆるキャラが旅をする写真集「くまモン、どこ行くの?」に続いて、ゆるキャラが地元を案内する「いまバリィさんぽ」を刊行しました。

もともとゆるキャラには何の興味もなかったといいます。「くまモンも、話をいただいてネットで調べたら、どこかで見たことあるな…という程度でした」

 

「いつも考えているのは、ポジティブな部分を引き出して撮ること。プラスの方向に働く写真が好きですね」と浅田さん。得意とするのはセットアップ写真。

構図を決めて、丁寧に場面を作り込み、ひとつの画面のなかに独自の世界を生み出します。そんな撮影スタイルもゆるキャラという被写体に合っていたのかもしれません。

 

「ゆるキャラは、キャラそのものが有名になることが目的じゃない。町の魅力を知ってほしい、多くの人に来てもらいたいという、地元の人たちの願いの代弁者なんですね。

なによりそれを大切にしたい」。他にも複数のゆるキャラから撮影依頼が来ているそうで、「旅情を誘うようなものとして、旅行ガイド的にシリーズ化できたら、ちょっと面白いかもしれませんね」と今後の展望を語りました。

 

【最後に】

浅田さんのような個性あふれる写真家を輩出する日本写真映像専門学校の運営に携わる宗澤政宏氏が、教育者として素晴らしい方であることに間違いありません。

これからも、同校を通じて、社会に優秀な若者を送り出し続けることでしょう。