宗澤政宏がお届けする、社会貢献に関する紹介

日本写真映像専門学校を卒業した人々70

【要約】

この記事では、宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校の卒業生の活躍をご紹介しています。

 

【はじめに】

宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校は、長年にわたって写真界に数多くの優秀な人材を輩出してきたことで知られています。

今回も、過去の記事に引き続いて、そんな日本写真映像専門学校の卒業生のなかからピックアップして、その方の活躍をご紹介していきます。今回ご紹介するのは、浅田政志さんです。

 

【フランス・パリで写真展を開催】

日本各地で写真展を開催している浅田さんですが、実はフランス・パリで写真展を開いたこともありました。東京のギャラリーで展示会をしていた際に、偶然通りかかったパリ生まれの写真家に声をかけられ実現した企画でした。

 

生まれて初めて訪れるヨーロッパということで、鼻息荒く現地に足を踏み入れ、見慣れた「浅田家」の写真をピカソ美術館の近くにある見慣れない邸宅に飾り、準備万端。あとは訪れたパリジャンの反応を見るのみでした。オープン初日、ドキドキしながら待っていると、どこからともなく人が訪れてきました。オシャレな格好をしているパリジャンは、あたかも近所のスーパーに買い物にきたかのような自然体で、ワインを飲みつつ写真を眺めていきます。そして口々に「トレビアン!」という反応でした。

 

「極道」をテーマにした写真が好評だった一方で、「選挙」の写真は風習の違いから何の写真かわからなかった人も多かったそうです。言葉は通じませんが、何かが相手に伝わっていることは浅田さんにはしっかり伝わっていました。そのときに感じた気持ちは、地元で写真展を開いたときと同じ感覚でした。写真を通してコミュニケーションをとることができ、新たな世界が広がるということに、国境はないのだということを実感したそうです。味をしめた浅田さんは、世界進出にも積極的になったのだとか。ニューヨークやエジプト、ドイツ…どこへでも行くという気持ちになったといいます。

 

【三重県立美術館で写真展を開催】

浅田さんは三重県立美術館で「Tsu Family Land」という名前の写真展を開いたことがあります。この写真展では、いままで撮影した家族の写真に、子ども頃によく行った鈴鹿サーキットやナガシマスパーランドで味わった「ドキドキ感」を取り入れて、小さい子どもと一緒に家族全員が楽しめるように工夫しました。

 

浅田さんの撮影は家族をはじめ三重の皆さんの協力で成り立っています。県立美術館の学芸員の方々には「悔いのないように」と多くのフォローもしてもらいました。多くのボランティアさんも参加をしてくれ、会場ができあがりました。写真を撮るたびにちょっとずつ感じていったうれしさが、この展示会で一気に開花した感じがしたそうです。

 

浅田さんにとってはいままで夢にさえみたことのなかった県立美術館での展示会。地元の工業高校の写真部に在籍したのちに、日本写真映像専門学校へ進学、21歳のときに学校を卒業してから何度も写真展を開催してきたとはいえ、開催までにしなければならないことや、考えなければならないこと、すべてが従来とはけた違いの規模だったそうです。

 

準備期間の間、写真家としての浅田さん自身以前に、人間としての力不足さを痛感したそうですが、その一方で毎日の充実感もこれまでにないほどだったそうで、常に興奮していたといいます。津で生まれ育ち、津で多くの写真を撮ってきた浅田さんの写真を、津の方々に見てもらえたという一生に一度のあるかどうかの機会でした。

 

【さいごに】

日本写真映像専門学校と宗澤政宏氏は、これからも世界で活躍する写真家を育成し続けることでしょう。