宗澤政宏がお届けする、社会貢献に関する紹介

日本写真映像専門学校を卒業した人々⑬

【要約】

この記事では、宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校の卒業生の活躍をご紹介しています。

【はじめに】

宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校は、長年にわたって写真界に数多くの優秀な人材を輩出してきたことで知られています。

 

今回も、過去の記事に引き続いて、そんな日本写真映像専門学校の卒業生のなかからピックアップして、その方の活躍をご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、馬杉雅喜さんです。

 

【日本写真映像専門学校の卒業生・馬杉雅喜さん】

馬杉雅喜さんは、映像クリエイション学科・映画製作コースを卒業した後、東映京都撮影所に就職。撮影効果などのノウハウやCGを勉強した後、独立。

 

映像制作会社シネマズギックスを設立して、劇映画、ミュージックビデオ、ドキュメンタリー映画、テレビCMなど様々なジャンルを手掛けている方です。

 

【物語仕立ての作品を仕立てる馬杉さん】

そんな馬杉さんは、物語仕立てのミュージックビデオやネットCM、短編映画を手掛けることで知られています。

関西のロックバンド、ココロオークションの「蝉時雨(せみしぐれ)」のミュージックビデオを製作したときは、田んぼが広がる田舎町を舞台に、中学生のひと夏の恋を5分30秒ほどの映像で描きました。ユーチューブの視聴回数は150万回を超えています。

 

ネットで流す企業CMづくりにも励む馬杉さん。広告業界では昨年を「ネット動画元年」と呼んでおり、ネットCMの市場は本格的に広がり始めています。

そんななか、「まだ手探りですが、地元企業からの受注で制作に追われる日々です。企業の特長が伝わるよう、30秒の中のストーリー性を重視しています」とCM作りに励んでいるそうです。

 

子どものころから、「ショーシャンクの空に」といったヒューマンドラマを描いた映画が好きだった馬杉さん。「人を感動させたい」と映画監督を志し、日本写真映像専門学校を卒業して東映に入社。

京都撮影所で3年働いたのち、京都市中京区のビルの3階に映像制作会社を構えました。現在は、ドイツ人やアメリカ人を含む5人のスタッフと、シナリオから撮影、コンピューターグラフィックスまで一括して請け負っています。

 

商業ベースのCM制作とは別に、自費で30分ほどの短編映画を撮り、国内外の大会で入賞を重ねてもいます。

今は、初の劇場公開用の2時間映画を準備中とのこと。忍者ものと、映画監督の人生を描いた物語という2本です。「短い時間で伝えてきた技法や経験を、長編にもいかしたい」と意気込んでいます。

 

【町おこしの映画撮影にも協力】

人口が1400人余りと京都府内の市町村で最も少ない笠置町が、住民らが出演する短編映画の制作に乗り出しました。出演を通じて郷土愛を深め、町外に街の魅力を発信するのが狙いです。

 

馬杉さんは、その短編映画の監督も務めています。町在住者らを対象にしたオーディションを開催し、配役を決める、まさに「全町民がかかわる究極の地域映画」となっています。

 

映画は、岩場を素手で登るスポーツ「ボルダリング」をテーマに、若い男性が大会での優勝を目指して成長する姿を描いています。

 

撮影の舞台は、ボルダリングの名所として人気を集める笠置山麓の岩場「鹿ヶ淵(ししがふち)」など。町の地方創生事業で制作費200万円を計上して制作されます。

 

かつて旅館などで盛んに舞われた地元発祥の「笠置音頭」など、町内の伝統や名所をシーンに盛り込むそうです。撮影期間は2016年10月下旬から11月。来年3月に在住者向けの上映会を開催するほか、各地の映画祭に出品してPRしていくそうです。

 

【最後に】

馬杉さんのように、映画、CM、ミュージックビデオなど、幅広いジャンルで活躍する人材を育成しているのが日本写真映像専門学校です。

 

その運営に携わっている宗澤政宏氏がいかに優れた教育者であるか、お分かりいただけるのではないでしょうか。