宗澤政宏がお届けする、社会貢献に関する紹介

日本写真映像専門学校を卒業した人々㉚

【要約】

この記事では、宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校の卒業生の活躍をご紹介しています。

 

【はじめに】

宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校は、長年にわたって写真界に数多くの優秀な人材を輩出してきたことで知られています。

今回も、過去の記事に引き続いて、そんな日本写真映像専門学校の卒業生のなかからピックアップして、その方の活躍をご紹介していきます。今回ご紹介するのは、馬杉雅喜さんです。

 

【町おこしのために映画を撮影 馬杉雅喜さん】

映像制作会社「シネマズギックス」代表の馬杉雅喜さん。日本写真映像専門学校映像クリエイション学科・映画製作コースを卒業した後、京都に事務所を構え、スタッフらと映画、ネットCM、記録映像などを製作しています。

 

2016年、府南部の山あいにある笠置町の職員から「町の魅力をPRしたい」と頼まれ、多くの町民が出演する短編映画の製作を発案しました。

町の人口は1430人ほどで、少子高齢化、人口流出などの重い課題を抱えています。

馬杉さんは「重い課題をプラスにとらえ、住民を巻き込んだ映画を撮りたいと思いました」と話します。

 

映画のタイトルは「笠置ROCK!」。ストーリーは、人気の出ないロックミュージシャンの青年が笠置町でスポーツクライミング(ボルダリング)に打ち込む女性と出会い、ライバルの出現もあって、河川敷の岩場で開かれていたボルダリング大会「笠置ロックフェス」に出場するというもの。

 

主役の青年にはミュージシャンで俳優の古舘佑太郎さん。報道ステーションのキャスターを務めた古舘伊知郎さんの長男で、実際にロックバンドでボーカルとギターを担当しています。ライバルには俳優の尚玄さん、ヒロインには高校の校舎の壁を素手でよじ登るネットCMでも話題になった大場美和さんがそれぞれ起用されました。

 

昨年10月から出演を希望する町民のオーディションや選ばれた約30人の演技レッスンが続き、12月には町民約200人が踊った「復活笠置音頭」のシーン、岩場「鹿ケ淵」でのボルダリング大会のシーンなど町を舞台にした映画の撮影がおこなわれました。クライマックスとなる祭りシーンの撮影前には、町はビラを配って「住民全員で笠置音頭を踊ろう」と参加を呼びかけてきました。ロケ地は町役場近くの河川敷グラウンド。

寒空の下、やぐらやたくさんの提灯がセットされ、町民らが大きな輪になって踊りました。笠置音頭はここ30年ほど踊られておらず、町のお年寄りに聞き取りをして復元したといい、リハーサルなどを含め、撮影は4時間ほどで終了。参加した高齢の女性たちは「確か、祭りなどで町の婦人会が踊っていた。懐かしい。映画を見るのが楽しみ」と喜んでいました。

 

馬杉さんは「町に何か変化を起こす映画を作ろうと思って始めましたが、すごく幸せそうな人たちを見て、時代の流れに耐えていく町やこの町で暮らすことに誇りを持つ人たちを撮りたいと思うようになりました」といいます。映画は今年2月末の完成を予定し、海外の映画祭に出品するほか、国内ではテレビ放映もめざしています。

 

馬杉監督は「この映画が、『笠置はいい町だ』と町民の方たちが誇りをもって言えるきっかけになれば」と話し、自らも出演する西村典夫町長は「町民が思いを一つにして団結できる作品。町の大きな財産だ」と完成を心待ちにしているそうです。

 

 

【最後に】

映像を通して地域の町おこしに貢献する馬杉さんのように、多方面で活躍する方が多いのが日本写真映像専門学校です。これからも宗澤政宏氏と日本写真映像専門学校は多くの優秀な人材を育成し続けることでしょう。