宗澤政宏がお届けする、社会貢献に関する紹介

日本写真映像専門学校を卒業した人々㉟

【要約】

この記事では、宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校の卒業生の活躍をご紹介しています。

 

【はじめに】

宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校は、長年にわたって写真界に数多くの優秀な人材を輩出してきたことで知られています。

今回も、過去の記事に引き続いて、そんな日本写真映像専門学校の卒業生のなかからピックアップして、その方の活躍をご紹介していきます。今回ご紹介するのは、浅田政志さんです。

 

【いろいろな家族の写真を撮ってみたい】

浅田さんが写真に興味を持ち始めたのは中学3年生のころでした。最初は、友だちを撮影したり、家にあったカメラを興味本位で触ったりしていたといいます。

高校では写真部に入部しましたが、とはいえ写真にガッツリとはまっていたわけではなく、学校が終わった後、友だちと遊びに行くなかで撮るといった程度のことでした。

 

高校3年生のときに、コンテストに多数応募したところ、そのうちの1つで金賞を受賞し、はじめて賞をもらった喜びから、写真の専門学校に入りたいと思うようになり、結果として日本写真映像専門学校への入学を決意します。

 

「あなたの家族写真、どこでも撮りにいきます」という企画を実施したこともある浅田さん。タイトル通り、他の家族の写真を撮影する企画です。

1回の打ち合わせには3~4時間もかかるといいます。「こうしよう、ああしよう、こっちのスケジュールはこの日が良い」といったことを話し合うといいます。

その日に出会った家族とどのような撮影になるかは、打ち合わせの当日まで分からないため、毎回どのようになるか心配になることもあるそうですが、毎回、最終的には「それは良いですね!」という結論に至るといいます。

 

ゼロの地点からそれぞれの家族が、いまこうやったら一番良いというところまで考えを共有する作業が面白い、と話す浅田さんは「こういうのがいいんじゃないですか?」とアイデアを押し付けることは絶対に嫌で、家族みんなで納得するような形にもっていけるよう意識しているといいます。

もちろん撮影に際しては、浅田さんはプロの写真家として経験してきたノウハウを持ってはいますが、出来る限り浅田さんの色を出さず、その家族がもっているありのままの姿を出せるようになりたいと抱負を語ります。

 

それぞれの家族に応じて打ち合わせの内容を変えるため、時には家族の話だけをすることもあります。生い立ちや個人の話、あるいは浅田さん自身の家族の話など、まるで他人の家族会議のなかに浅田さんが紛れ込んだかのような状況になります。

浅田さんは毎回、初めて会った人の家で、初めて相手方の家族の足跡を聞くことになるわけですが、実は相手方の家族も知らなかった事実が明らかになることもあり、打ち合わせでのそういった話そのものが面白いと感じるそうです。

 

自分の撮りたいことではなく、依頼されたテーマや制限に従って写真を撮ることも当然あります。後者は「仕事」と表現され、「作品」を撮るときとは異なることもあるといいます。仕事の撮影をするときは、お題を与えられて撮影しているという感覚で、さまざまな制限のなかで、自分ではやらないようなことをやることになるので、逆に勉強になることもあり、作品の撮影に生かせることもあると話します。

自分の撮りたい作品を作るためには、仕事をしてお金を稼がなければならない部分もあるので、作品と仕事をうまく両立していきたいと考えているそうです。

 

【さいごに】

浅田さんは、写真を通してさまざまな家族の在り方を知りました。

たった1枚の写真でも、その裏には多くのストーリーがあり、一流の写真家はそれをうまく表現します。

日本写真映像専門学校と宗澤政宏氏は、これからも浅田さんのような写真家を育成し続けることでしょう。