宗澤政宏がお届けする、社会貢献に関する紹介

日本写真映像専門学校を卒業した人々㊱

【要約】

この記事では、宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校の卒業生の活躍をご紹介しています。

 

【はじめに】

宗澤政宏氏が運営に携わっている日本写真映像専門学校は、長年にわたって写真界に数多くの優秀な人材を輩出してきたことで知られています。

今回も、過去の記事に引き続いて、そんな日本写真映像専門学校の卒業生のなかからピックアップして、その方の活躍をご紹介していきます。今回ご紹介するのは、浅田政志さんです。

 

【浅田さんにとって、家族とは、写真とは…?】

将来的には、「浅田家」のシリーズを海外まで広げてみたいという夢もあるそうです。

国や地域によっては家族の在り方も多種多様であり、そこに興味関心が湧きます。

とはいえ、日本のさまざまな家族を撮ったその向こう側にあるのが世界の家族であり、まずは自分の家族の変化を追っていくのが先と考えています。

 

家族が5人から6人に増えることもあるかもしれない、あるいは浅田さんが結婚して7人になるかもしれない、あるいは数十年後に両親が亡くなるかもしれない…、そういった部分も撮っていきたいと考えているそうです。

もし浅田さん自身が亡くなったときには、浅田さんの子どもがシリーズを継ぐかもしれない…と考えると、まだまだ始まったばかりともいえるといいます。

もしかすると、浅田さんの子どもが結婚して、「浅田」という名前でなくなったら、「浅田家シリーズ」ではなくなってしまうかもしれませんが、それはそれで良いと考えており、なんにせよ家族のありのままの姿が出てくることを望んでいます。

浅田さんが離婚する可能性でさえある訳ですが、逆に写真を撮り続けていることで離婚を防げるかもしれない、と考えているそうです。

 

浅田さんは写真1枚の見え方よりも、写真によって家族の関係性を築いていければと考えています。家族の生活や関係性が良くならなければ、いくら家族揃って写真を撮っても意味がありません。

家族だけではなく、友だちや人生に対して、写真がどれだけ影響を与えられるのかが浅田さんのテーマであり、写真でどれだけ人生が変わるのかといった点に興味を抱いています。

人生に写真がまったく影響しないのであれば、写真など必要ないと思っていますが、そうではなく、写真はもっと人生に入り込んでいける存在だと考えているからこそ、浅田さんは活動しています。

この命題は、今後いろいろな家族を撮っていくなかで、浅田さん自身が解決していきたいことだと話します。

 

これから、100、200と家族の写真を撮っていくなかで、浅田さんの中で少しずつ勉強を積み重ねていくことで、その命題を解決する答えに近づける予感はあるといいます。浅田さんは1年間で20家族の撮影をしましたが、このペースだと200家族の撮影には10年もかかる計算になります。

これでもハイペースだと感じてはいるそうですが、これだけやっても、撮影のたびに勉強になることを発見するので、そこは楽しみな点でもあり、だからこそ10年後まで続けていかなければならないと考えています。

10年後までやらなければならないことが決まっているというのは初めての経験ではありますが刺激的で、10年後の自分を変えるためにいま何が出来るのかを模索しているそうです。

 

「いつからが家族なのだろうか」と考えることがよくあるそうです。自分の家族がいつから、どこから家族になるのか…、浅田さんはまだ答えを見いだせていません。

たとえば1番仲の良い友達が家族なのかと言われれば、少し違うと感じます。

昨今、「家族」の定義が問い直されている風潮がありますが、そういった意味では浅田さんは家族の枠を超えていきたいと考えています。

家族は血縁関係のある人同士でなければならないという制限はないはずで、もっと広くとらえても良いのではと話します。

友達や恋人まで家族と思えるようになることが、浅田さんにとっての理想です。

 

 

【さいごに】

日本写真映像専門学校と宗澤政宏氏は、これからも浅田さんのような一流の写真家を輩出し続けることでしょう。