日本写真映像専門学校は今年で創立60周年を迎える。社会に15、000名以上の
映像業界、写真業界に卒業生を送り出している。
日本の映像文化に彼たちは今も第一線で活躍しているのである。専門学校が社会的信頼
価値を得ているワケには「常に新しい挑戦」と「人間教育の充実」が上げられるが、なんと言っても卒業生の暖かみのあるネットワークだろう。宗澤政宏前理事長は「学校教育の根幹は思いやりの精神」であると信念を掲げ続けてきた。この信念が深い愛情となり在校生、卒業生へと浸透しているのである。その証拠に卒業生たちが年に一度、集まる同窓会、
「写専会」は32年も続き多くの卒業生の楽しい交流会になっている。この同窓会組織「写専会」を立ち上げたのは宗澤政宏であった。「卒業生を大切にしたい」と宗澤政宏はいつも口にする。今年も赤澤啓介同窓会長の号令で2月に母校で開催され遠くは沖縄から、東京からと100名の卒業生が集まった。卒業生たちの社会状況の情報交換だけでなく「現在の自分があるのは写真学校のお陰です」とリフレッシュした爽やかな顔つきがみんなのエネルギィー源になっている。